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先を見据えない日本人

2011/5/19の日経朝刊一面特集の「新しい日本へ」より。

東北大学大学院教授の藤本氏によると、震災時の対応を顧みても「現場主導の危機対応力で日本企業は群を抜」いている。しかし一方で、「将来の危機を予測し、周到に備える姿勢が弱い」。

要は、瞬発力はあるが、計画性がないということか。
これはビジネスにも当てはまるのかもしれない。
先を見据えた事業計画を立て、実践できれば、日本で強いプレゼンスを発揮できるということ。

感情のコントロールの仕方

2011/5/15の日経朝刊の春秋より。

僧侶の小池龍之介氏の言葉。

心のなかに腹立たしい気分がわいてきたら、もう一人の自分の目で「怒ってるんだな…」と観察する。

 
その時「怒り」と書いた札をペタリとはる動作を思うとよい。

 
抑え込むのではない。自分が登場する映画を眺める感じだろうか。その作業を繰り返しながら修行を積めば、怒りが姿を現す前に、気づき、やり過ごすことができるようになる。

柴崎友香@日経文化面

平易な言葉で綴られていながらも、独特の感性が強く感じられる文章。

わたしは毎日のように下を眺めていたが、上を見る人は滅多にいなかった。上を見ながら歩く人はほとんどいないんだなと、よそ見していてよく怒られるわたしは関心した。

住む場所が変わって強く感じることは、新しい場所に自分がいるということよりも、ついこの間までいた場所に自分がいないということだ。

惹かれる。

2008年の小説回顧

日経朝刊より。

1. 「宿屋めぐり」町田康著
シュールな奇想に満ちた時代小説は、神の絶対的な倫理を前に、弱い心を抱えてあがき続ける人間の挑戦と問いかけのドラマに変貌する。

2. 「決壊」平野啓一郎著

3. 「だいにっぽん、ろりりべしんでけ録」笙野頼子著
誰にも真似のできない語り口を究めた。

その他、文芸評論家の清水良典氏の印象に残った作品は以下。

「さよなら渓谷」「元職員」吉田修一著
「聖家族」古川日出男著
「東京島」桐野夏生著
「悼む人」天童荒太著
「ディスコ探偵水曜日」舞城王太郎著
「ダンシング・ヴァニティ」筒井康隆著
「未見坂」堀江敏幸著
「ラジ&ピース」「ばかもの」絲山秋子著
「かもめの日」黒川創著
「転身」蜂飼耳著
「ニートピア2010」中原昌也著
「ことば汁」小池昌代著
「ギンイロノウタ」村田沙耶香著
「地図男」真藤順丈著