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エコノミストが選ぶお薦めの経済図書

日経朝刊より。

1. 「アダムスミス」堂目卓生著
市場は自由放任だけではうまく機能せず、人々の間に同感があって初めて社会の繁栄を促すことを明らかにした。市場の本質を改めて深く考えさせられる一冊。

2. 「現代の金融政策」白川方明著
体裁は教科書だが、理論と政策・現実の橋渡しを意識した点が高く評価された。

3. 「暴走する資本主義」ロバート・B・ライシュ著
資本主義と民主主義のバランスが崩れ、社会が「超資本主義」に向かい、市場が制御を失って暴走している様子を鮮やかに描いている。

4. 「比較経済発展論」斎藤修著
日本発の資本主義、産業論という新たな視点を切り開く書として評価が高い。

5. 「ケインズの闘い」ジル・ドスタレール著
英国伝統のポリティカルエコノミーを体現したケインズの業績を明らかにした。特にブレトンウッズ体制確立を巡り、米国代表のホワイトと論争を挑んだ最後の戦いの描写は迫力満点。

5. 「資本主義は嫌いですか」竹森俊平著
現在進行中の金融危機を分析。資本主義では高い経済成長を維持するために、バブルの発生と崩壊が繰り返されると指摘。資本主義は本来不安定だが、現代の私たちにはそれしか選択肢がなく、その弱点を認識することが肝要であると訴えている。